2歳から英語プリスクールに通う息子が8歳で英検を初めて受検、4級に合格することができました。
初めは5級からと先生と話していましたが、学習の進み具合が良いとのことで4級から受験することに。
受検日まで3ヶ月をきっていたので準備が間に合うか分かりませんでしたが、とりあえずやってみようということで準備を進めて行きました。
ここでは体験をもとに受検対策についてご紹介したいと思います。
↓学習に使用したテキストはこちら
初受検は気負わずに受検の雰囲気に慣れることから
今回の受検は受検日まであと3ヶ月をきっていたので、合格するかどうかは置いといて、まずは受検に慣れることを目的に学習を進めていきました。
合格してくれると嬉しい気持ちはありますが、必ず合格しないといけないという雰囲気を作ってしまうと、合格できなかった時の気持ちの切り替えが難しくなることもあります。
準備を進める中で、子どもの様子を見てプレッシャーを感じている時は、
- 必ず合格することが大事じゃないこと。
- もし合格できなかった時は次に向けてしっかり準備することが大事。
- まずは受検の雰囲気を体験してみよう。
といった点を声掛けしながら進めていきました。
筆記対策<リスニング対策を重点的に
筆記とリスニングが行われますが、英語スクールの先生から「リスニングで点を取りやすいのでリスニング対策をしっかり」とアドバイスをいただきました。
夜、寝る前にリスニングを10問ずつくらいのペースで行い、受検の1週間前からは少し問題を増やしてリスニング対策を行いリスニングでしっかり点を取れるよう進めました。
英文は初めは少し速く感じますが、回数を重ねると少しずつ聞き取れる単語が増えていくので、何度も繰り返し練習することがポイントです。
筆記(リーディング)対策:単語を何度も見て書いて覚える
英検5級に比べて4級は覚える単語の数も増え、筆記、リスニングともに単語を覚えているかどうかで理解度が変わってきます。
4級に出題されやすい単語を何度も見て、声に出して読む、書いてスペルを覚えることで、筆記、リスニング対策になります。
特にスペルを覚えておくという点は筆記の点数に関わってくるので、できるだけ覚えておくと良いと思います。
筆記(リーディング)対策:文法の学習(並び替え対策)を行っておく
4級の会話や文章は中学英語くらいのレベルなのでさほど難しくはないと言われますが、書いてある文章を見て理解できても、単語の並び替えになると分からない、ということもあります。
実際に練習問題でも書いてある文章に対して適切な回答を選ぶ、という設問はできても、並び替えになるとなかなか点数が取れない、ということがありました。
筆記に関しては単語を覚えることも大事ですが、文法の学習も組み込んで並び替え対策を行っておくと筆記試験の対策になります。
筆記(リーディング)はテキストを見て単語を覚えておく、単語の並び替えの練習問題をしておくと良いと思います。
リスニング対策:テキストのリスニング問題を何度も行う
リスニング対策はとにかく何度も聞いてスピードに慣れることと聞き取り力を高めることがポイントです。
初めはうまく聞き取れなかった単語も、回数を重ねるごとに慣れて聞き取れるようになっていきます。
初めて出てきた単語や言い回しは意味を調べてメモしておくと、次に出てきたときに理解しやすくなります。
リスニングはおうちで毎日2、3問ずつでも良いので練習問題を何度も聞いて解いていくと良いでしょう。余裕があるときは問題を増やしてしっかり試験対策しておくと良いです。
英検の合格点は?
英検4級の点数は筆記試験(リーディング)500点+リスニング 500点の1000点満点で、合格基準スコアは両方合わせて622点となっています。
リーディングが思うようにできなくて300点だったけど、リスニングで322点取れた場合は合格点に達しているので合格ということになります。
リーディングがうまくできなくてもリスニングで点数を取れれば合格できるので、諦めずに最後まで問題を解いていきましょう。
初受検ではリーディングよりもリスニングで点を取りやすいのでリスニング対策をしっかり行っておくと良いと思います。
未就学児・初受検のお子さんは試験の練習をしておく
英検会場には未就学児のお子さんや初受検の小学生もいますが、初めての場所で緊張や落ち着かないお子さんも時々いるようです。
実際に挙げられているのが、試験開始後に思うようにできなくて泣いてしまった、試験開始後からえんぴつをコロコロ転がして遊んでいる、そわそわして周りをきょろきょろ見回している、といったことがあるようです。
英検の試験案内にも記載がありますが、未就学児・初受検のお子さんの場合はおうちで試験の練習をしておくと本番でも安心感をもって挑めるので練習をしておくと良いでしょう。
試験開始前の解答用紙への記名、生年月日の記入などは保護者が行うことができます。保護者は試験開始の合図と同時に退出し、マークシートへの記入のみお子さんが行っていきます。
リスニング対策で合格点に到達、4級に合格
受検日は普段と違う雰囲気に少し緊張気味でしたが、受検を終え出てきた息子は「思っていたより簡単だった!」と少しホッとした表情で出てきました。
初めての受検会場の雰囲気に緊張していたこともあり、会場を出るとホッとしたようでした。
リスニング対策をしっかり行っていたためか、練習問題でやっていたものより少し簡単に感じたようです。
結果は約10日後にスマホから確認することになっており、発表の日の公開時間に確認すると・・・
合格という結果が表示され、とても嬉しくまた次に向けて頑張ろうという思いになりました。
受検対策に使用したおすすめのテキスト
今回使用した英検対策のテキストは旺文社の7日間完成 英検4級 予想問題ドリル 5訂版で、リーディング、リスニング対策を1冊で網羅することができます。
単語も一覧になって分かりやすく掲載されており、リスニングはCD付でマークシート形式で本番に近い形で練習することができました。
どのテキストが良いか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
英検の受検に向けて英語のレッスンの時間だけでなく、自宅でもリスニングの練習問題を行って対策を行い、受検の日を迎え合格することができました。
筆記試験(リーディング)対策は、単語を覚えること、スペルを覚えること、リスニング対策は何度も練習問題をして聞き取り、理解度を高めることで合格点に達しやすくなります。
英検は子どもから大人までたくさんの方が受検されていて、さらにレベルアップを目指したいという方も多いと思います。
英検を初めて受検する方、お子さんの英検対策の参考に調べている方などの参考になればと思います。