胚移植を3回行っても着床不全で妊娠を継続できず、残っている胚の着床前診断を受けました。
そして次の移植に向けて念のためトリオ検査(ERA EMMA ALICE検査)を受けることに。
痛みは?費用は?当日の流れなど、実際に体験したことをお話したいと思います。
【排卵時期の確定・検査日の決定】胚移植と同じ流れをたどり移植時期に検査日を設定
内診で卵胞の育ち具合を見ていき、血液検査でホルモンの数値を見ながらおおよその排卵の時期を見ていきます。
本来移植する予定の日が分かった段階で検査日を決定します。
ここまでは通常の胚移植と同じ準備経過をたどっていきます。
※検査周期では胚移植を行うことはできないので、胚移植は医師と相談して検査周期以降に行うことになります。
次の排卵時期の排卵を抑える投薬から普段と異なる部分がありました。
【排卵時期】排卵時期の投薬では前後3時間は絶食
排卵時期に投薬があったのですが、胃の中ができるだけ空の状態で服用してほしいとのことで、服用の前後3時間は絶食(お水、お茶はOK)との指示がありました。
普段の移植では排卵の調整は注射で行っていたので、投薬での調整はトリオ検査で初めての経験でした。
ここでは、お昼から夕方まで約6時間絶食が辛かったです・・・
その日はお昼に病院へ行きましたが、絶食になるとは思わず病院に行く前にほんの少し食べただけだったので、通院から夕方6時半ごろまでお水とお茶だけで過ごすことに。
約6時間ぶりのおやつ&食事はとっても身に沁みました・・・
【検査前日】全身麻酔を想定して検査前日の22時ごろから絶飲食
麻酔は行わず痛み止めの座薬を入れて検査を行います、とのことでしたが、痛みが強い場合はすぐに全身麻酔に切り替えるとのこと。
そのため全身麻酔を想定して、検査の前日は22時以降、絶飲食の指示がありました。
それ以降に飲食をすると全身麻酔をしたときに食べたものが逆流して窒息することもあるのだとか・・・(自分で調べた内容ですが)
麻酔を使うかどうかは分かりませんが、前日の夜は一応麻酔を使う前提で絶飲食でした。
【検査当日】検査当日は緊張で朝から落ち着きませんでした
検査当日、検査への不安や緊張で朝から気持ちがソワソワしていましたが、この検査を受けたら子宮に原因があるかないかが分かると思うと、よし!と気合いが入ります。
- 自宅からクリニックへタクシーでクリニックへ
全身麻酔になると自分で運転はできないので、全身麻酔を使うことを想定してタクシーでクリニックへ向かいます。
- 検査前の準備痛み止めの座薬を入れ待合室へ
病院に到着後、痛み止めの座薬を入れるよう案内されました。
そして待合室で呼ばれるのを待ちます。 - 内診室へ普段と同じように内診室へ
内診室へ呼ばれドキドキしながら内診台へあがります。
先生から痛みが強い場合は無理せず全身麻酔に切り替えるとの説明がありました。移植のときいつも痛みはある?と聞かれ「いつもはほとんどないです」と答えましたが、移植のとき痛みが強い人もいるのかな、と。
検査前最後の診察の日に先生から「子宮が後屈だし多分器具がうまく入らないんじゃないかと思うから、痛みが強いときは麻酔を使って検査します」と言われていました。
先生が言うということは痛みを訴える人が多いということかな、とちょっと気構えてしまいます。
- 検査開始検査開始
今から器具が入るから、と先生に言われ「いよいよかぁ」とゆっくり深呼吸をしながら、気持ちを落ち着かせます。
移植の時よりも少し強めにグンっと器具が入った感触があり、お腹の中で管のようなものがズンズンと動く感触がしました。
同時に生理痛のようなズキズキとした痛みを感じ、深呼吸をして何とか我慢できる感じでした。
4回ほど内膜を採取したので、そのたびに管のようなものが動く感触がありズキズキとした軽い痛みがありましたが、何とか麻酔なしで検査を終えました。 - 検査後麻酔なしで行ったので普段通りお会計をして終了
全身麻酔を行わなかったので内診室を出た後、移植の時と同じように抗生剤を処方され、いつもどおりお会計をして帰宅しました。
全身麻酔で検査をした場合は麻酔から覚めるまで1~2時間ほど休むので、検査の時間を含めると3時間ほどになると思います。
検査の後は処置で使った消毒液や出血でショーツや服を汚すこともあるので、ナプキンを必ずあてておいた方が良いと思います。
(おそらく検査の説明の時にナプキンを持ってくるよう説明があると思います。)
絶飲食後だったので、帰りにコンビニでお昼を大量に買って帰宅。
その日のお昼は検査を終えた安堵感もあり、とても美味しいお昼ご飯でした。
検査前はとても緊張しましたが、終えて振り返ると、いざとなったら麻酔もしてもらえるし、もっとリラックスしてても良かったかなと思いました。
検査は全身麻酔で行われることも
検査で使用する器具がまっすぐなので、内膜を採取するために中に入れる際、子宮の形や入口の状態によっては痛みを強く感じることもあるのだそう。
そのため、痛みを強く感じる場合は全身麻酔で検査をすることもあるとのこと。
検査に向けての準備は検査時間も含めて全身麻酔を想定しておくと良いです。
費用は自費で15万円程度
トリオ検査の費用はおおよそ15万円程度でした。
42歳以下は保険適用という情報も一部ありますが、年齢によって保険が適用されるという話はなかったため、保険適用になることはないようです。
自治体によっては不妊治療費の助成制度に含まれている可能性もあるので、検査を考えている方は担当課へ問い合わせてみると良いでしょう。
検査費用以外の投薬・処置費用は別途必要
検査以外の病院でのホルモン注射、自己注射、投薬などは別途費用が必要です。
クリニックによって違いがありますが検査以外の費用はおおよそ2万円前後見ておくと良いと思います。
痛みはある?どんな感じ?
実際には移植の時よりも少し強めにグンっと器具が入った感触があり、お腹の中で管のようなものがズンズンと動く感触と同時に生理痛のようなズキズキとした痛みを感じました。
ですが、フーッフーッと深呼吸をして何とか我慢できる程度でした。
事前に看護師さんに聞いたときは、ちょっと強めの生理痛、人によっては痛みで顔をゆがめるほどだったり、とのこと。
痛みが強いと麻酔に切り替えるから、と聞いていたので、痛みがあっても何とか受けられると心構えができたのは安心感があって良かったです。
葉酸400μgを摂れるベルタ葉酸サプリなら
痛みを乗り切る方法
痛みの感じ方は人それぞれなので、痛みが強いと感じた方はすぐに先生に伝えた方が良いと思いますが、何とか我慢できそうなときは痛みを逃すイメージで息をゆっくり吐くと少し楽になります。
出産を経験している方は陣痛を逃がすのに近い感じで深呼吸するイメージだと分かりやすいと思います。
深呼吸をして痛みを和らげるようにする感じでゆっくり息を吐くと、少し痛みが和らぐ感じがしました。
ですが、痛みが強いときは無理をせず先生に伝えた方が良いと思います。
痛みを強く感じると痛みに配慮することで検査をうまく進められなかったり内膜を十分に採取できなかったりすることもあるようなので、痛みが強いときは先生に伝えた方が安心です。
痛みに対する不安がある方も多いと思いますが、痛みを感じても息をゆっくり吐くことで痛みを逃がし麻酔を使わずに検査できた例もあるということで参考にしてみてください。
EMMA ERA ALICE検査の8か月後に妊娠の判定
その後のことを追記しておくと・・・
お休み期間を経て検査から約8か月後に5回目(EMMAの治療後2回目)の移植を受けたとき、判定日に無事に妊娠という結果をいただくことができました。
このとき、ラクトバチルスの膣剤を使ったりいろいろ対策を行ったので、関連記事も参考にしてみてください。
まとめ
ERA EMMA ALICE検査(トリオ検査)を受けた体験について検査を受けるまで、検査当日、費用、痛みはどのくらい?といったお話をさせていただきました。
なかなか受ける機会のない検査ですが、この検査のおかげで妊娠に繋がる方もたくさんいらっしゃいます。
痛みや通院、費用など負担も大きいですが、検査を受けることで前向きな気持ちで妊活を進められることはとてもありがたく受ける価値は大いにあると思います。
これから受ける方、受けようか検討されている方、検査の流れについて知りたい方の参考になればと思います。
検査結果についてはまた別の記事でご紹介するので参考にしてみてくださいね。
ベルタ葉酸サプリなら