子どもを英語プリスクールに通わせている方の中には、英語を学ぶのに加えて海外の文化に触れることができることをメリットに考えている方も多いと思います。
中でも「躾ができるかどうか」「外国のいい意味での緩い文化が小学校に上がって影響を与えないか」と心配するママも多いようです。
そこで、実際に英語プリスクールに2歳の子供を通わせてみた感想、実感している部分についてお話したいと思います。
英語プリスクールではまずは「挨拶」から、躾や日常の習慣もきちんとフォロー
慣れない頃はまず「楽しい場所」と認識できるように、先生が笑顔で楽しい雰囲気で出迎えてくれました。
もちろん、今でも「Good morning♪」と出迎えてくれますが、いつでもまずは「挨拶をすること」を大切にしています。
まだ英語で挨拶ができなくても、「Good morning♪」と笑顔で出迎えてくれて、送り出すママに「See you later,mommy♪」と先生が一緒に促して言ってくれます。
その時、先生だけでなく子どもも一緒に言えるように少しずつ
「See you」
「later」
「mommy」
と単語に分けて一つずつ一緒に言ってくれるので、子供もちゃんと単語を一つずつ言葉にして言ってくれます。
まだ片言のような発音ですが、先生はあくまで補助的な雰囲気で”子供主体”でちゃんとご挨拶ができるように見てくれているのが分かります。
ランチタイムではお弁当をみんなで楽しく、全部食べられるように補助
こちらの画像は2歳の子供に作ったお弁当の1つで、キャラ弁のような豪華さや凝った感じはありませんが・・・あくまでご参考で。
英語プリスクールでは基本的に給食ではなくお弁当であることもあります。
プリスクールによっては給食が出るところもあり、もちろんその場合は給食費が毎月かかってきます。
今通っているプリスクールでは毎回お弁当を持参するようになっていて、プリスクールの日には小さいお弁当箱にご飯と好きなおかずを詰めて持たせています。
慣れてくると2歳の子供の小さなお弁当なので、そんなに手がかかるものではないですね。
初めてお弁当箱を手にしたときは「こんな小さいランチボックスに入れてくのー?!」と感慨深さと愛おしさを感じました。
海外ドラマの「フルハウス」で、ジェシーおいたんの妻:ベッキーが、初めて保育園に通う双子のニッキーとアレックスの小さいランチボックスを見て、
「こんな小さいランチボックス持ってくのよ~」
と、保育園に行く息子たちのランチボックスの小ささに驚きと愛おしさを感じていたシーンを思い出しました。
(知らない方には何のことか分からないかもしれません・・・)
2歳からお弁当を持ってプリスクールに通う息子ですが、ランチタイムでは先生や保育士さんが一緒に食べる様子を見てくれています。
「今日は全部食べました」「ちょっと残しました」と報告してくれて、慣れてくると私自身もお弁当の分量が分かるようになって完食してくれることが多くなりました。
先生たちも、できるだけ全部食べられるように介助してくれるようですが、一時期あまりにご飯の量が多かったため、「ご飯の量を減らしませんか?」と連絡ノートに書かれていたことがあります。
「お腹がいっぱいにならないとかわいそうだ」と思い、ご飯もおかずもたくさん入れていたお弁当でしたが、先生たちは何とか食べさせようと頑張ってくれていたようで、毎回あまりに多いので「ちょっとご飯が多いですね」とお迎えのときに話をされました。
苦手なものもなるべく克服できるようにされているようですが、まだ2歳半の子供なので、まずは「楽しく」お弁当を食べて、「全部食べられたね♪」という達成感を満たしてあげることが大事なようです。
プリスクールでの躾、ルール、靴はシューズボックスにちゃんと入れよう♪
通園時、「Good morning♪」とご挨拶した後、まずは荷物を置いて靴を脱ぎます。
脱いだ靴は「Put on shoes」と、シューズボックスにちゃんと入れるように先生と促します。
プリスクールに通い始めた頃は、シューズボックスになおすこともままならないこともありましたが、今ではきちんと靴を脱いで、自分でシューズボックスに入れるようになりました。
「Good job!!」と言われるとちょっと照れくさそうに喜んでいます*^^*
日常のちょっとしたことですが、靴を脱いだらシューズボックスに入れる、揃える、というのはプリスクールだけでなく、自宅でもちゃんと靴を脱いだら端に寄せて並べる、ということをやるようになりました。
それも躾の1つかなと思います。
お迎えの時間のルール、帰りのご挨拶は先生の顔を見て「See you」を言おう♪
お迎えのときは「Mommy♪」といつも「お母さん♪」「おかっしゃん♪」と言っている子供も、嬉しそうに「Mommy♪」と言ってくれます。
扉を開けると待っていた子供がニコニコ嬉しそうな表情でハグして「Mommy♪」と言ってくれるのは毎回楽しみでもあります^^
その時に先生が欠かさないのは、「See you♪」を先生の顔を見て言うことです。
今までお迎えに行ったとき、慣れなくてお迎えに行ったとたん泣いてしまっていた時期も、帰りのご挨拶は先生のお顔を見て「See youしようね」と顔を見てご挨拶をするように言っていました。
今でもそのことは欠かさず、子供が他の場所を見ていても「Hey,hey,see you♪」と顔を見てご挨拶をするように促します。
そして、ちゃんとご挨拶ができたら「Good!!」と笑顔で見送ってくれます。
そういった始まりと帰るときのご挨拶にもきちんと見てくれているんだなと実感するところです。
プリスクールに通い始めてThank you、You’re welcomeがきちんと言えるように
何かしてもらったら「ありがとう」「いいえどういたしまして」。
日本語でも「ありがとう」「どういたしまして」はコミュニケーションの中でもよくあることですが、英語プリスクールでも「ありがとう」「どういたしまして」は基本的なコミュニケーションとして、日ごろから言えるように先生たちも見てくれています。
ハロウィンやクリスマスイベントなど、季節のイベントの時にはママ達もプリスクールで子供と一緒に過ごす時間があるのですが、そのときに「Thank you」「You’re welcome」を言えるように先生たちも1つ1つの動作を丁寧にやってくれていました。
ゲームをクリアしたらおやつを1つもらえるのですが、その時も「Thank you」「You’re welcome」、帰るときに先生からのプレゼントでおやつをもらうときも「Thank you」「You’re welcome」、ごく基本的なコミュニケーションですが、まずはそういった何気ない会話や動作から学んでいくということなんですね。
先生のお話は並んで聞こう♪遊びとお話しタイムのメリハリをつけて
みんなでおもちゃで楽しく遊ぶ時間と先生とお歌を歌ったり、お話を聞いたりする時間のメリハリもつけています。
みんなで遊ぶときは好きな遊びを楽しくして、お友達や先生と楽しく遊んで、お歌やお話の時間になったらきちんと並んでみんなでお話を聞きます。
ここは一般的な保育園や幼稚園と同じです。
まだ2歳くらいの子供でも、ちゃんと教えてあげればできるんだなと思いました。
通い始めの慣れていない時期は一人でうろうろしたり、先生のお膝に座って一緒に過ごしたり、慣れるまで子供の好きなように過ごしますが、そのうち子供も慣れてくるとお友達の輪に入って一緒にお歌やお話を聞くことができるようになります。
慣れるのに3か月かかった女の子も、通い始めたころはずっと大泣きして1時間早めのショートタイムでお迎えに行っていた息子も、今ではみんなで楽しく過ごせるようになりました。
遊びの時間と先生と一緒に過ごす時間のメリハリもきちんとつけて過ごしているようです。
英語プリスクールはカラーも雰囲気もいろいろ、実際に見学して雰囲気を見て
英語プリスクールはスクールによってカラーも方針も違う部分がありますが、少人数制が良いか、たくさんの子供たちと一緒に過ごすのが良いか、スクールの雰囲気はどうか、など、子供を安心して通わせることができるか、先生たちの対応や雰囲気はどうか、といったことを見て決めることが大事だと思います。
実際に過ごしている子供たちの様子を見るとだいたいスクールの雰囲気も分かるので、資料や人気だけでなく、実際に見学して感じることも大切な要素だと思います。
私自身も今のスクールは見学をして、少し一緒に過ごす時間がありましたが、アットホームな雰囲気と子供たちの楽しそうな様子から「ここがいいかな」と決めました。
また、対応の早さや先生の雰囲気もあったと思います。
資料請求してしばらく何の連絡もなく、今のプリスクールに決めようかなと思った頃に資料が自宅に届いた、というところもありましたが、やはり対応の早さや連絡の有無は判断材料の1つになるかなと思います。
まとめ
英語プリスクールは一般的な保育園・幼稚園と比べて正座をしたりすることは少なく、あちこち歩き回っていてもOK!ということもあります。
こういったことから日本の一般的な保育園や幼稚園とは「躾」の部分で異なる部分を気にする方が多いようです。
実際には朝と帰りの挨拶や集団生活(先生を見て座って話を聞くなど)のルールを実践しながら保育が行われています。
英語プリスクールでもきちんとルールや躾の面もフォローしてくれるので大きく心配することはないと思います。
説明会や体験入園で聞くこともできるので、保育の方針やルール、しつけなどのフォローについてどうしているか入園前に聞いておくより安心ですね。
プリスクール探しのご参考になればと思います。